英語で「ccに入れる」「ccしておきます」と言うには?

2023年2月17日

CC BCC
 
今や「メール」は仕事でもプライベートでも当たり前のものになりました。
メールが正式な証拠や書類として扱われたりするので、手軽である反面、取り扱いにも注意を要することもあります。

受け取ったメールの宛先欄に「CC」とか「BCC」という文言が表示されていることがありますが、これらの違いはご存知ですか?
 

英語で「ccに入れる」「ccしておきます」と言うには?

「CC」は「カーボンコピー(Carbon Copy)」という意味。
これは「カーボン用紙で複写をする」ということに由来しています。

「カーボン用紙」とは書類を複写するための機能です。

カーボン用紙を2枚(もしくはそれ以上)の紙の間に挟んで、上から何かを書くと、1枚目の紙はペンで書いたもの、2枚目はカーボンによって複写されたものが出来上がります。

つまり、同じ書類が2枚できるということです。
昔はカーボン付きの書類とか伝票とかたくさんありました。
 

「CC」と「BCC」するとどうなるのか?

では、例えば、Aさんにメールを送るとします。
そのとき、「CC」の宛先をBさんにします。

二人は同じメールを受け取ります。

そのメールの正式な受取人はAさん。
どちらの受信者にも「CC:Bさん」が表示されるので、Bさんもメールを受け取ったということがAさんにも分かります。

「BCC」は、
ブラインド・カーボン・コピー(Blind Carbon Copy)
という意味です。

次は、Aさんにメールを送り、その際、Bさんには「BCC」で送ります。

Aさんは通常通りそのメールを受け取ります。
でも、「BCC」に関して何も表示されないので、Aさんは他に誰がメールを受け取っているのかは知りません。

Bさんも同じメールを受け取ります。
Bさんのメール内には「BCC:Bさん」と表示されています。

つまり、「BCC」は正式なメールの受信者に知らせることなく「CC」ができるということです。

「BCC」は一斉メールを出すときにも便利です。
以前、受信者のメールアドレスがずらーっと表示されている一斉メールを受け取ったことがあります。
他の受信者にメールアドレスを特に知らせたいわけではなかったので、プライバシーを考慮する意味でも、BCCを使ってくれればすっきりしたのに、と思いました。

【英語で「ccに入れる」】

これを英語ではどう言ったらいいでしょうか?
メールが必須である今の時代、「cc」は動詞として使うことができます。
 

あなたにもCCしておきますね

I’ll CC you as well.
 

とりあえず全員にCCしておいてもらえますか?

In the meantime, could you please CC the email to everyone?
I would like you to CC the message to all the staff.
 

ボス(上司)にCCするのを忘れないでくださいね。

Don’t forget to CC your boss.
You need to remember to CC the email to the boss.
 

状況を把握しておきたいからBCCで送ってもらえる?

Can you BCC me so that I know what’s going on?
 

このメールはあなたにはBCCでお送りしております。

This email is BCC’d to you.
 

この件に関しては、彼もCCに入れておいてください。

Please keep him CC’d on this matter as well.
 

私をCCに入れていただけますか?

Could you please CC me as well?
 

彼女をCCに加えた方がいいですね。

She should get CC’d as well.
 

次回から私をCCに追加してください。

Please CC me your email from next time onwards.
 

あなたをCCに追加しました。

あなたをCCに入れさせていただきました。

I have also CC’d you.
 

今後は私をCCに含めてください。

Please CC me from now on.
 

今後は、あなたをCCに入れてメールします。

I will CC you from now onwards.
 

あなたをCCに追加するのを忘れてしまったので、メールを再送させていただきます。

I forgot to CC you an email I sent earlier, so I am sending one to you separately.
 

彼をCCに含めるのを失念してしまったので、彼にメールを再送します。

I forgot to include him in CC, so I will resend it to him.
 

今後はCCに彼を含めて、私にはBCCでメールを送ってください。

From now on, please CC him and BCC me.
 

返信の際は下記の者をCCに入れて下さい。

Please CC the following person when replying.
 

メールを送るときに彼をCCに入れましたか?

Did you CC him when you sent the email?
 

先日のメールで彼をCCに含めてくださるようにお願いしましたが、彼はあなたのメールを受け取っていないようです。

I asked you to CC him as well in a recent email, but he did not seem to receive your email.
 

おわりに

「CC」や「BCC」は動詞として使えますが、サーチエンジンの「Google(グーグル)」も、今では動詞として使われています。

・そんなことネットで調べたら?
Why don’t you google such a thing?

・不明だったので昨日ネットで調べました。
I googled it yesterday as I had no idea about that.

ついでながらイギリスの掃除機「Hoover」も、イギリスでは動詞化しています。(使わない人もいます)

・両親が午後に来るから急いで掃除機をかけてしまおう。
My parents are coming this afternoon, so I should hoover quickly.

・この部屋はさっき掃除機をかけた。
I’ve already hoovered this room earlier.